2015winter
冬山合宿「第3回長山協ウィンターミーティングin八ヶ岳」
下島順一 (一部 大西浩)
「第3回長山協ウィンターミーティングin八ヶ岳」(1月例会)に参加して
1/24(土) 集合AM10時美濃戸口でということで、15分前に到着。すぐに大西先生も大町山の会の小澤氏の車で同会N澤氏とともに到着。小澤氏の車、三菱デリカに私の荷物を積み替え美濃戸山荘へ出発。(駐車料金は一泊二日で1000円、1日あたり500円でラウンジでコーヒー付きという割安感のある料金であった。)
途中の急坂が心配だったが4駆のデリカは何の問題もなく美濃戸山荘に着き、駐車。(料金2000円)
11:00 美濃戸山荘を出発。絶好過ぎる晴天で、途中温度調節で上半身2枚に。
12:30 南沢大滝に寄り、大西先生はアイスクライミングをちょっと楽しみ、私達は見学。だいたい筆者ははじめ、ここでアイスクライミングやっているなんて知らず、さぞ大滝は氷結して景観がすばらしいから立ち寄るのだろうくらいに思っていたので4・5本のロープが架かり、数人が氷壁に取りついていたのにはビックリだった。
私達も大西先生に勧められたが、私は技術的に論外で、小澤氏が少し下の南沢小滝で挑戦した。動かずに待っていると寒くて、小澤氏は他の山仲間と行者小屋に向かうように残して3人で出発。
15:00 行者小屋着(ウィンターミーティング受付時間にちょうど間に合う)
2階が全部、長山協関係(42参加)ということで余裕があり、小屋に落ち着いて15:30頃より大町山の会の人などとこたつを囲んで宴会。長山協事務局河竹氏の結婚話などなど2時間余交流。
18:00 夕食。全体の自己紹介、連絡等があり、河竹氏カップルをみんなで祝福。消灯・就寝
1/25(日)朝 各自で用意して朝食、
7:00 班ごとに集合し講習開始 大西先生はアイスクライミング班でジョウゴ沢・キャンディーへ、私は初級者班で受講。赤岳鉱泉から硫黄岳方向へ少し入ったジョウゴ沢で講習なので1時間かけて移動。途中ジョウゴ沢への入り口を2回間違えながらの移動だった。間違った踏み跡があるので夏より入り込みやすいのではないかと思った。
初級者班は古畠講師をはじめ3人の指導者が付き受講者は女性3人、男性3人の構成。講習内容は冬山基本技術ということで、雪上歩行法、ピッケルの持ち方・使い方、アイゼンを付けての氷面(壁)歩行・登攀訓練を半日行った。常にザックを背負っての反復練習で結構疲れた。基本技術を教えて頂いて、安全登山の見通しが少し持てた講習だった。
11:30 講習終了で赤岳鉱泉へ下山
(以下:大西)クライミング班はジョウゴ沢F2とナイヤガラの2班に分かれた。F2を登った後、大西は上部ナイヤガラへと向かった。雪が多くて埋まっているのか、ナイヤガラは思ったほどの規模ではなかった。メンバーの多くは顔見知りだったので、互いに道具を使い回し塩梅を確かめたり、技術の交流をしたりと、薀蓄を語りあいながら何度も登った。普通、アイスクライミングは日陰の寒いところでということが多いのだが、ここは日当たりも良好、汗ばむほどの陽気であった。背後には阿弥陀岳がどっしりと聳え眺めも最高。長山協の指導員会の主催するこの事業も今年で3年目。行者小屋に泊まって食事つきで指導員は5500円、一般も6000円というお得感もあってか、参加者は毎年40名前後。支部に所属していない信高が県内の他の山岳会と交流を深めるには好機。それもあって、今年は例会に位置付けたのだったが。ぜひ来年は信高の皆さんも参加しましょう。楽しいことは請け合いです。例会の位置づけの上に参加者2名で一層お得感が倍増した。(ここまで、大西)
13:00 赤岳鉱泉へ全体が集合して終わりの会 解散
帰路、美濃戸山荘まで10分ほど手前の林道脇、15㍍高の岩壁中程にカモシカ2頭(親子か夫婦か?)が逃げもせず、のんびり餌を食みながら見送ってくれた。
13:50 美濃戸山荘駐車場着
大西先生には本日慶事があり18:00にご子息の婚約者が訪れ、会食予定ということで絶対遅れるわけに行かず、急いでの下山だった。お陰で早い時間に帰宅できた。尚例会として2人参加なので大変ありがたく会費を使わせていただいた。ありがとうございました。