201209suzugasawa
2012年9月鈴ヶ沢遡行
期日 2012年9月15日
メンバー youko,sugi,kune(信高),Edwin

5時に王滝中学校にsugi、kune、youkoとALTのEdwinが集合して、田の原に車回し。雲海がきれいに見え、写真を撮っている人が多い。5時というのに駐車場はいっぱいで休日だけあって混んでいる。6時に鈴ヶ沢に車を置くと既に車が2台。大阪ナンバーは、私達より年配の3人組で今、まさに出発しようとしていた。3分前くらいに出発した3人組はあっという間に見えなくなり、よほど慣れた人たちだと話しながら三沢橋まで1時間ほど林道を歩く。三沢橋から入渓。kuneさんは此の日のためにケイヨーホームセンターで2000円の渓流足袋を購入してきたとのことでどのくらい信用できるかなと半信半疑で歩き始める。

やや肌寒かったが川に入る頃には汗ばんできて水が気持ちいい。 程なく大滝に着く。10メートル余の立派な滝がとうとうと水しぶきを上げている。淵は岩の扉の向こうにもあり、2段になっていてのぞき込めない。忍者に憧れて日本に来たEdwinさん が早速泳ぎ始めたのにつられてkuneさんも手前の淵から奥の淵まで一泳ぎ。冷たそうだ。
滝を左に大きく巻いて更に上に出る。土の層が薄いので樹木の根が浅く、石も緩んでいて、掴むものに苦労する。


下見の時に苦労した小さめの滝が現れる。足が滑って登りにくいが皆さん難なくクリア。私はザイルで上げてもらう。 緩やかなナメ滝が連続し、気持ちの良い沢歩きが続く。熊の住みそうな洞窟や滑り台のような滝を楽しむ。kuneさんもすっかり童心に返っている。
青い淵の連続の後緑の淵が現れる。
トンネル状の滝が地中を通って淵には通じていない不思議な場所に出る。左からのコケの滝と右からの滝がVの字に流れ込んでいるところまで来ると行程の約半分だ。
休憩を取って更に沢を遡上する。階段状の滝を登り、左側に赤茶色のガレが見えてくると道は三俣になる。ゴルジュが見えてきたので右に寄りすぎたコースを中俣コースに戻し、水も涸れた沢を登る。前回下見でお世話になった教育委員会次長で遭体協の澤田さんから現地確認の電話が入る。上空に雲が出てきたが雨の心配はなさそうだ。
三笠山と小三笠山の中間を御嶽の崩壊斜面目指して藪漕ぎが始まる。足下には蟻目当てで熊がひっくり返したであろう石がゴロゴロしていて歩きずらい。ここが一番疲労を感じるところだ。熊の巣と言われている場所だが、幸い熊の形跡はない。1時過ぎにようやく崩壊斜面に近づき、進路を右に取る。御嶽源流の調査のための道に合流し、藪漕ぎの後田の原の駐車場取りつきに2時半に着く。8時間半の行動、計画通りだ。車がいっぱいになっていてやれやれと思ったら私の車の鍵が出発点の車の中だということに気がつき疲れがどっと出る。幸いEdwin車も上げてあったのでそれで登山口と往復することになり、1時間のロス。雨が降り出しカッパも必要な降りになった。朝の3人組が登って来て、様子を聞くと鈴が橋からすぐ入渓したとのこと。道理で姿が見えなかったわけだ。
最後にとんだおまけがついたが、みなさん久々のワクワク感に満足していただき、王滝の蕎麦を食べて解散した。